ジャガイモの種類
日本では、男爵イモとメークインの2つの品種が多く栽培されています。北海道が最大量の生産地で、晩夏から秋に収穫されます。長崎では冬に植え付けて春に市場に出荷されます。現在、82種類が品種登録されているとのことです。
【男爵イモ】
根強い人気を持つ、定番のジャガイモです。明治時代に川田龍吉がイギリスから持ち帰ったいう説と、米国からとする説があります。デンプン質が強くホクホク感があり美味しいですが、煮込むと煮くずれしやすいようです。粉吹きイモ、コロッケなどに最適です。形はデコボコしているので皮をむきにくいかも知れません。
【メークイン】
大正時代にイギリスから伝わってきた、細長い形をした人気品種です。メークインは、年を越すくらいまで熟成させると黄色くなり、甘みと旨みが出てさらに美味しくなります。男爵イモよりもねばりがあり、煮くずれしにくいので、カレーやシチュー、肉じゃがなどの煮込み料理に向いています。デコボコが少ないため皮がむきやすく、日本では特に人気のあるジャガイモです。
【キタアカリ】
男爵イモとツニカ(ドイツ品種)を交配して、品種改良したジャガイモです。カロテンやビタミンCをたくさん含んでいます。黄色が強めで火の通りも早く、どのような料理にも扱いやすい品種です。