手入れと収穫

 

ジャガイモは、植えつけてから2週間~1か月くらいで芽を出します。芽が10cm以上になったら「芽かき」という作業をします。たくさんの芽がひとつの種イモから出ている場合、丈夫そうな芽を2本だけ残して、あとのものはすべて摘み取ってしまいます。このとき、種イモを一緒に引き抜いてしまわないように注意して下さい。種イモのあるあたりを片手で押さえながら、行いましょう。

 

ジャガイモは、種イモよりも上に新しいイモができます。そのまま放っておくと、新しいイモは地表近くにできてしまうことになります。よって、より大きなイモをたくさん収穫するために「土寄せ」という作業を行います。これは、畝の両脇の土を鍬で茎の部分まで寄せてあげることです。ジャガイモの収穫までに、最低2回は行うようにして下さい。

 

地上部分が枯れてきたらいよいよ収穫時期です。春に植えた場合には、どんなに遅くても7月中には掘り上げるようにして下さい。あまり長い間土の中に放っておくと、ジャガイモは硬くなってしまいます。

 

収穫日は、乾燥した曇りの日がベストです。収穫直後に直射日光に当たると、赤く変色して腐りやすくなってしまうので注意して下さい。収穫したジャガイモを保存するときは、すぐに箱や袋に入れずに、日の当らないところに広げて2週間程度乾燥させて下さい。広げておく場所が無いときは、通気性の良いコンテナなどに入れておき、2週間したら一回出して状態をチェックします。このときに傷んでいるものがあれば取り除き、完全に乾かしておけば2~3カ月間保存がききます。