珍しい品種

 

【インカのめざめ】
人気テレビ番組で紹介されたのをきっかけに、注目のジャガイモとして人気を集めています。インカのめざめは、2002年に登録された黄色みの強い小粒の品種です。サツマイモや栗のような味は非常に美味しいのですが、収穫量が少ないため高価であり、栽培もやや難しいとされています。発芽しやすいので長期の保存には適しませんが、生食用として人気が高まっています。

 

【トヨシロ】
北海19号とエニワの交配種の加工用品種です。ポテトチップの材料として多く生産されています。肉質は白く、大粒のイモが多く収穫できます。風味は男爵イモより劣るようですが、揚げると男爵イモよりも良い色になります。風通しの良い冷暗所であれば、比較的長期の保存に耐えられます。

 

【北海黄金】
形が滑らかで調理しやすく、食感は男爵イモのようにホクホクしています。ほど良い甘みがあり、しっかりとしたコクのある品種です。フレンチフライ用品種ですが、煮物、ふかしイモにしても美味しいです。

 

【ノーザンルビー】
綺麗な薄いピンク色をしてた、美しくカラフルなジャガイモです。少しねっとりした肉質をしています。華やかな色を活かして、サラダなどの料理やお菓子に好んで使用されます。

 

【レッドムーン】
皮は赤く身は黄金色で、甘味が強くねっとりした食感は、まるで栗のような美味しさです。根強いファンが多いジャガイモですが、栽培がむずかしく生産量が少ない品種です。品質の良いレッドムーンを栽培できるのは、北海道でも数少ない農家に限られています。